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2013年4月13日 土曜日 (ブログ№359)

 こんばんは。
 ブログをご覧いただきありがとうございます。
 函館の今日の天気は晴れのち曇,最高気温は10℃でした。
 今日は,党務で札幌へ行っていたので,函館の日中の様子はわかりませんが,夜,戻ってきたときは風が強く,寒く感じました。

【TPP参加は誰のため?】

 今日の新聞に,日米両政府は,TPPの事前協議を終え,日本が交渉参加することで合意したことが載っていました。
 日本側が守るとした「聖域」については,「敏感な問題がある」との認識を示すにとどまったと伝えられています。

 また,テレビでは,自民党が稚内市で開いたTPP説明会に,地元農協の組合長5人が揃って欠席したというニュースが報じられていました。

 聖域については微妙なニュアンスで言い逃れしているようにしか思えませんが,結局,日本をアメリカに差し出すという図式になっているのではないかと思います。

 ある雑誌に,元農林水産大臣の篠原孝氏のインタビュー記事が載っていました。同氏は,
「安倍総理はTPPへの参加はアメリカとの共同作業だというが,戦後初の日米共同作業である日本国憲法は押しつけだという。だったらアメリカの押し付けであるTPPにはなぜ反対しないのか?ご自身で気づいているのかどうかもわからないが,論理破綻も甚だしい。」
と述べられています。

 憲法については,「押しつけ」というのは方便で,そうでも言わない限り改憲(特に9条)の理由が見つけられないのだと思われますが,何をもって押しつけだというのか,改めて聞かせて欲しいと思います。

NCM_0079.jpg

 手続き的には,現行憲法は,大日本帝国憲法の73条の改正手続き条項にしたがって改正して制定したものと言えると思います。
 実は,帝国憲法では改正発議をできるのは天皇とされていました。
勅命により発議され,帝国議会で可決され,天皇が裁可し公布したということになるでしょうか。
 最近読んだ「バカに民主主義は無理なのか?」(光文社新書,長生靖生著)に,このへんのことが詳しく書いてありました。

 もし,そのとおりだとすると,自民党が改憲草案で,権威を強化しようとさえしている天皇が改正を決めたものを,「押しつけ」と称していることになるのではないかと思うのですが,自民党のみなさんは,お気づきなのでしょうか。

 話がそれましたが,TPP参加が,今の段階で,日本のためになるということが証明されているわけではありません。
 特に大打撃が想定される農業については,こうすれば競争力もついて,将来の展望も開けるといった言説が飛び交っているようですが,対応できるのはほんの一部の作物だけではないでしょうか。

 農業だけではなく,保険や金融,雇用などの分野でも大きな影響が想定されますが,そこを超えて得られるメリットなどあるとは思えません。
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函館市議会議員の「みちはた克雄」でございます。 ブログをご覧いただきありがとうございます。 函館市政や市議会のこと,私の活動のお知らせはもちろん,国や各都道府県・市区町村での出来事などについても私の考えをコメントさせていただきます。

プロフィール

函館市議会議員 道畑克雄

Author:函館市議会議員 道畑克雄
1961年札幌市生まれ。
少年期を千歳市で過ごし,1974年函館市民に。
1980年函館東高卒業。同年より,函館市役所に勤務。
2006年退職。
2007年函館市議会議員に初当選。現在5期目。
2023年5月から市議会議会運営委員会副委員長。
所属会派~「民主・市民ネット」
立憲民主党北海道第8区総支部・同函館支部副代表

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