2017年7月24日(月)(№1922)
函館の今日の天気は、曇り、最高気温は26.2℃でした。
日中も過ごしやすい天気でした。
【衆院予算委員会 加計学園問題】
今日は衆議院予算委員会が開かれ、国会中継が行われましたが、結局、全部観てしまいました。
焦点の加計学園問題は、獣医学部の新設について加計学園への認可ありきだったのではないかというのがポイントでしたが、 参考人も出席する中、自民、公明、民進、共産、維新の議員が質問に立ちました。
自民、公明の質問は、安倍首相の関与はなく、獣医学部新設が加計学園に決まったことは何の問題もないという「印象操作」に終始するような内容でした。
野党からの質問に対しては、政府、参考人の多くは、お決まりの「記憶にない」「記録がない」のオンパレードで、注目していた和泉首相補佐官と前川前文部科学省事務次官の主張の食い違いも、どちらの主張が事実なのかまでは明らかになりませんでした。
当然のことですが、訊かれたほうは自分に不利なことを話すわけはないので、ほとんどの答えは「なかった」「言っていない」に終始するものでした。
その中で、自分の所属政党だからいうのではありませんが、民進党の大串議員、玉木議員、今井議員の質問は、結構鋭かったなという印象です。
玉木議員は、獣医学部新設の4条件を取り上げ、家計学園の新設についてそれが十分検証されずに認められたのではないかと迫りました。
政府は2015年6月に規制緩和策などを盛り込んだ成長戦略を閣議決定していますが、この中で、愛媛県今治市が国家戦略特区での新設を提案したことを踏まえ、(1)既存の獣医師養成でない構想(2)ライフサイエンス(生命科学)などの新たに対応すべき分野で具体的な需要(3)既存の大学・学部では対応困難(4)獣医師の需要動向も考慮--を新設の条件とした経過があります。
玉木議員は、この(3)について、既存の獣医学部のある16大学に確認したのかと質したところ、山本地方創生担当相は、「規制で守られている対象に訊くのは中立性を損なうから訊いていない」と答弁しました。
どうやって4条件がクリアされていると確認できたのでしょうか。
結局、既存の大学に訊いて、その内容の教育なら当大学で可能ですなどとなろうものなら、加計学園に認可する根拠がなくなってしまうため、訊くわけにはいかないというのが本当のところだったのではと推察されます。
私ごときが、国会議員の先生の質問の仕方を批評するなどおこがましくて恐縮ですが、こうした類の質問を重ね、論理矛盾が生じないかどうかを徹底的に追及してみるべきではないかと思います。
明日は参議院予算委員会ですが、さらに追及が深まることを期待します。
日中も過ごしやすい天気でした。
【衆院予算委員会 加計学園問題】
今日は衆議院予算委員会が開かれ、国会中継が行われましたが、結局、全部観てしまいました。
焦点の加計学園問題は、獣医学部の新設について加計学園への認可ありきだったのではないかというのがポイントでしたが、 参考人も出席する中、自民、公明、民進、共産、維新の議員が質問に立ちました。
自民、公明の質問は、安倍首相の関与はなく、獣医学部新設が加計学園に決まったことは何の問題もないという「印象操作」に終始するような内容でした。
野党からの質問に対しては、政府、参考人の多くは、お決まりの「記憶にない」「記録がない」のオンパレードで、注目していた和泉首相補佐官と前川前文部科学省事務次官の主張の食い違いも、どちらの主張が事実なのかまでは明らかになりませんでした。
当然のことですが、訊かれたほうは自分に不利なことを話すわけはないので、ほとんどの答えは「なかった」「言っていない」に終始するものでした。
その中で、自分の所属政党だからいうのではありませんが、民進党の大串議員、玉木議員、今井議員の質問は、結構鋭かったなという印象です。
玉木議員は、獣医学部新設の4条件を取り上げ、家計学園の新設についてそれが十分検証されずに認められたのではないかと迫りました。
政府は2015年6月に規制緩和策などを盛り込んだ成長戦略を閣議決定していますが、この中で、愛媛県今治市が国家戦略特区での新設を提案したことを踏まえ、(1)既存の獣医師養成でない構想(2)ライフサイエンス(生命科学)などの新たに対応すべき分野で具体的な需要(3)既存の大学・学部では対応困難(4)獣医師の需要動向も考慮--を新設の条件とした経過があります。
玉木議員は、この(3)について、既存の獣医学部のある16大学に確認したのかと質したところ、山本地方創生担当相は、「規制で守られている対象に訊くのは中立性を損なうから訊いていない」と答弁しました。
どうやって4条件がクリアされていると確認できたのでしょうか。
結局、既存の大学に訊いて、その内容の教育なら当大学で可能ですなどとなろうものなら、加計学園に認可する根拠がなくなってしまうため、訊くわけにはいかないというのが本当のところだったのではと推察されます。
私ごときが、国会議員の先生の質問の仕方を批評するなどおこがましくて恐縮ですが、こうした類の質問を重ね、論理矛盾が生じないかどうかを徹底的に追及してみるべきではないかと思います。
明日は参議院予算委員会ですが、さらに追及が深まることを期待します。
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