2017-09

2016年12月30日(金)(№1716)

 函館の今日の天気は、曇り、最高気温0.7℃でした。
 今日も寒い一日でした。

【日米共同で北朝鮮のミサイルを監視!?】

 今日、次のようなニュースが報じられていました。

(以下 ANNニュースの引用)

<ANNニュース>日本海でイージス艦・常時展開“北ミサイル”を日米共同監視

「海上自衛隊と米国海軍が今年秋から共同で北朝鮮のミサイル発射を監視していたことがわかった。
北朝鮮は今年に入ってから核実験を2回、弾道ミサイル発射を20回以上繰り返している。
9月には北海道沖に中距離弾道ミサイルを同時に3発着水。
日本政府はミサイル破壊措置命令を8月から常時発令し海自のイージス艦を日本海に展開している。
しかしイージス艦は補給などで任務を離れる間、米海軍がイージス艦を展開している。
自衛隊の任務を米国軍がカバーするのは異例のこと。」

 さらに読売は、
「複数の政府関係者が明らかにした。米軍によるカバーは、稲田防衛相が9月に訪米してカーター国防長官と会談した際に打診し、了解を得た。米側はこれまでに数度、神奈川県の米海軍横須賀基地に所属する弾道ミサイル防衛(BMD)対応型イージス艦を日本海に派遣。1度につき1週間前後、海自に代わってミサイル警戒にあたっている。」
と報じています。

 北朝鮮のミサイルへの対処だけど何か問題でもと思われるかもしれません。
 私も、「日本防衛のため」である北朝鮮ミサイル発射の監視をするな、などというつもりはもちろんありません。
 しかし、次のような疑問点・問題点を指摘せざるを得ません。

 (1)在日米軍である米海軍第7艦隊(横須賀基地)所属のイージス艦による北朝鮮のミサイル監視は、アメリカ本土防衛のためであることが判っており、日米安全保障条約の第5条(日本本土防衛)、第6条(極東条項)で定められている条約上の制約から逸脱するのではないか。

 (2)「日米が今週秋から共同で」と報じられているが、おそらく10年以上前から、米軍は北朝鮮ミサイル発射の監視を行っていると考えられ、この間、(1)の違法状態を続けてきたのではないか。

 (3)海自のイージス艦が補給などで任務を離れる間、米海軍のイージス艦が展開していると報じられているが、米海軍は海自がいてもいなくても任務を行っていると考えられ、見た目としてカバーしているように見えるだけで、海自のためにイージス艦を展開させているわけではないのではないか。

 (4)安全保障関連法により「武器の防護」を米艦にまで拡大するとされ、今月22日から運用を開始するとされたが、このタイミングで共同監視を発表するのは、米海軍が海自に代わって任務を行っているのだから、海自が米艦を守るのは当然だという世論を誘導するためではないのか。

 もう少しコメントを加えると
(1)については、て米軍の動きを分析してきたNPO法人ピースデポという団体が、2006年7月5日の北朝鮮ミサイル発射時に米海軍がどう動いたかを米海軍内部文書等を閲覧するなどして分析し、横須賀基地を母港するイージス艦がアメリカ本土の直接防衛任務を受けて、このミサイル発射に対処したことを突き止めました。
 つまり、日本本土防衛や極東の平和と安全のためという安保条約の範囲を逸脱していることを明らかにしたのです。

 今年、18年ぶりに改定された「防衛協力指針」(新ガイドライン)では、日本の防衛について、平時、グレーゾン事態の協力を行うとして、情報収集、警戒監視、偵察、そして弾道ミサイルへの対処が規定されていますが、安保条約は改定されていないので、これに違反していることになります。

 (2)についても、2006年に米海軍がミサイル防衛の任務を行ったのですから、それ以降も北朝鮮のミサイルへの対処が行われてきたと見るのが自然ではないかと思います。


 米海軍のイージス艦の性能は、海自のイージス艦よりも優れているのは明白で、海自が米海軍を防護しなければならない必然はありません。

 そして、もうひとつ言えるのは、海自のイージス艦は現在4隻ですが、それでは足りないということを、暗にアピールする狙いがあるのではないかとも思えます。

 やり方としては、非常にあざといのではないでしょうか。
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函館市議会議員の「みちはた克雄」でございます。 ブログをご覧いただきありがとうございます。 函館市政や市議会のこと,私の活動のお知らせはもちろん,国や各都道府県・市区町村での出来事などについても私の考えをコメントさせていただきます。

プロフィール

函館市議会議員 道畑克雄

Author:函館市議会議員 道畑克雄
1961年札幌市生まれ。
少年期を千歳市で過ごし,1974年函館市民に。
1980年函館東高卒業。同年より,函館市役所に勤務。
2006年退職。
2007年函館市議会議員に初当選。現在3期目。
所属会派~「民主・市民ネット」(会派幹事長)
市議会民生常任委員、議会運営委員。
民進党北海道第8区総支部副代表

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