2017-10

2015年8月28日(金)(№1226)

 こんばんは。
 今日の函館の天気は、曇り、最高気温23.2℃でした。

【安保関連法案 邦人を乗せた米艦は防護できない!?】

 新聞でも報道されていますが、26日の参議院平和安全法制特別委員会で、集団的自衛権行使の事例として例示されていた「邦人を乗せた米艦の防護」について、民主党の大野元裕参議院議員が取り上げました。

 民主党の大野元裕氏が、朝鮮半島有事の際、米艦への攻撃に自衛隊が集団的自衛権に基づき反撃できる存立危機事態の認定について「(米艦内の)邦人の有無は関係ないのでは」と指摘しました。

 これに対し、中谷防衛大臣は「邦人が乗っていないからといって存立危機事態に該当しないということはない。邦人が輸送されていることは判断要素の一つだが、絶対的なものではない」と認めるという一幕がありました。

 やりとりを言い換えると、邦人が米艦で輸送(避難)するようなことがあっても、今回の安保関連法案で示されている新三要件に該当し存立危機事態が認定されなければ集団的自衛権の発動はできず、邦人が乗った米艦が攻撃されたとしても防護することができない、ということです。
 そして、存立危機事態については、米艦に邦人が乗っているというだけでは該当しないということです。

 米艦での邦人輸送というと、安倍首相が子どもを抱いた母親のパネルを示し、「日本人が乗った米艦を守れなくていいんですか?」と声高に叫んでいたシーンをご記憶かと思います。

 もともと日米間でのガイドラインなど取り決めからすると「米艦での邦人輸送」はありえないとされますが、それにも関わらず集団的自衛権行使容認の必要性を訴えるために事例として使われてきました。

 しかし、米艦に乗った邦人を助けるために集団的自衛権の行使が必要だと煽ったものの、集団的自衛権の行使は新三要件による限定的なものとしたために、実はいつでも助けることができるわけではない、というオチがつくことになりました。
 米艦による邦人の輸送の現実性とあわせると国民を二重に騙したことになるのではないでしょうか。

 こうしたことからも、安保関連法案について、政府は国民の生命と安全を守るための法案などと言ってきましたが、実際は、そうでないことが改めて明らかになったとも言えます。

 参議院では、衆議院での再議も睨んで、法案採決の日程が取り沙汰されていると伝えられています。
 審議に時間は費やされていますが、法案の違憲疑惑は未だに整理されておらず、与党の質問は何のための質問かが意味不明であり、野党の質問には政府はまともに答弁しない、という状態が続いています。
 こんな状態で採決するならどうかしているとしか言いようがありません。
 そして、もし可決などということになったら、国権の最高機関である国会の恥ではないかと思います。
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函館市議会議員の「みちはた克雄」でございます。 ブログをご覧いただきありがとうございます。 函館市政や市議会のこと,私の活動のお知らせはもちろん,国や各都道府県・市区町村での出来事などについても私の考えをコメントさせていただきます。

プロフィール

函館市議会議員 道畑克雄

Author:函館市議会議員 道畑克雄
1961年札幌市生まれ。
少年期を千歳市で過ごし,1974年函館市民に。
1980年函館東高卒業。同年より,函館市役所に勤務。
2006年退職。
2007年函館市議会議員に初当選。現在3期目。
所属会派~「民主・市民ネット」(会派幹事長)
市議会民生常任委員、議会運営委員。
民進党北海道第8区総支部副代表

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